鈴木裕美 Suzuki, Yumi
2010年8月 6日
アサガオ(変化朝顔) Ipomoea nil cv.
江戸時代より珍奇なるを喜ぶ究極の花づくりの結果に生まれた変化朝顔。
これは、車咲牡丹系統の朝顔です。
しべが花弁化して、下から上の花が、より複雑化していく様をご覧下さい。
上の花は、昨年、私が栽培した中で、最高に変った花です。
仕組が分かりやすいように描きましたので、実物とは印象が違います。
この花は、現在の人工交配で生まれた種子を九州大学から譲っていただき、蒔いただけ。
偶然の確率で栽培技術ではありません。

メコノプシス・グランディス(ケシ科) Meconopsis grandis Prain
ヒマラヤの青いケシを初めて見たのは、植物園のガラス越しでした。
その後、長野県の山野草展の会場で販売されているのを見つけました。
東京では、夏を越すことができないのを承知で購入。
青い花弁の美しさは勿論ですが、高地の寒さに耐えるために全身が毛に被われた
堂々たる姿にも魅了され、全体像から しべの一本まで、数ヶ月の美しい命の
全部を描こうとしたのですが。 どうでしょうね。
作者 プロフィール
鈴木裕美 Suzuki, Yumi(東京都)
絵を描きたいと考えていて、多摩市の市民講座(講師 小林英成氏)植物画の案内を
見て受講したのが、植物画をはじめるきっかけです。
植物には全く興味がなかったのですが、講義を受けて、植物の姿の完全な美しさと
植物の生態の面白さに惹かれ、今日まで細々と描き続けています。
特に、雑誌で変化朝顔の記事を読み、江戸時代の図譜に描かれている不思議な姿に
興味を持ちました。
「変化朝顔」研究会に所属し、展示会や講習会で会員が育てた朝顔を見たり、
株を分けていただいたり、年に2~3種類を栽培したりしながら絵に描いてます。
朝顔は半日花ですので、朝から机に向かえることが難しい日々の私にとって
描くのは大変です。
2000年 二人展(水野邦子さんと)近所のレストランにて
2005年 自然史植物画研究会の仲間と 片桐義子の「花日記」に参加
他、グループ展、倶楽部巡回展に参加するだけで、コンクールに出品しない
パワー不足の私ですが、いつの日か変化朝顔を中心とした個展をしたいと思案中です。
今後は、変化朝顔も現代の作り手の方の花や、また、作り手のこだわりのある
日本の古典園芸種も描いていきたいと思っています。
