吉田素子 Yoshida, Motoko
2009年11月 5日
アシズリノジギクD.occidentalijaponesevar.ashizuriense Kitam
四国、足摺岬。海岸の岩場に群生した真っ白のアシズリノジギクの花が、晩秋の夕暮れ時、冷たい風にゆっさゆっさとゆれていた光景を忘れられません。以来、毎年、秋の終わりになるとアシズリノジギクを描き、冬をむかえる私です。

ヒメオドリコソウ(シソ科) )Lamium purpureum
早春から元気な姿を見せ始めるヒメオドリコソウ。残る寒さにも負けずどんどん生長、あちこちに群生する様子は、まるでやわらかいじゅうたんを敷いたようだ。となりにはホトケのザも。暖かい春が広がって、かわいい草花の季節が訪れる。
身近に咲く可憐な野の草花をありのままに描けるようになりたい。いつかきっと̶。そんな思いがふくらむ。
作者 プロフィール
吉田 素子 Yoshida, Motoko 兵庫県
1943年生まれ
1996年のある日、ふと目にとまった通信教育の折り込み広告をみて、“描いてみたい”と思いました。月二枚の課題をこなすためにと仕事を退職しましたが、通信教育より、直接学びたい、との思いで身近な場所に教室を探して通い始めたことが今に至っています。
出来上がった作品は、とある病院、介護施設の壁に少しはにかみながら並んでいますが、それは、描かれた植物たち、そして何より私自身の励みとなっております。
今は時間の許す限り筆をとるようにしていますが、直に見たい、との一心で、描きたい植物を自分の側に集めてしまいます。気がつくと我が家の小さな庭は順番待ちするかのごとくたくさんの植物であふれています。
