【福島南緒子:アオキ(斑入品は栽培品種)(ガリア科)Aucuba japonica】

アオキ(斑入品は栽培品種)(ガリア科)Aucuba japonica

12年前、自宅を新築しようと探し求めた土地には森のように樹木が生い茂っていた。
なかでもアオキは至る所にあった。庭作りはそのアオキを伐採することから始まった。

どこにもある平凡なありふれたアオキだが、雌雄異株で、18世紀後半イギリスに斑入りのアオキが日本から輸入されたものの、赤い実をつけなかった。
江戸時代末期1861年に来日したプラントハンターのロバート・フォーチュンの主な目的はアオキの雄木をイギリスへ持ち帰ることだった。
冬でも美しい青い葉とその美しい赤い実はイギリス人にとって欠かせない冬の庭を彩る木になった。

属名アウクバは日本語のアオキバのラテン語化したものということだ。

【福島南緒子:プリムラ ウルガリス(サクラソウ科)Primula vulgaris】

プリムラ ウルガリス(サクラソウ科)Primula vulgaris

別名「プリムローズ」と言われ、英国の春を象徴する花として親しまれて来たプリムラの原種の一つ。日本のサクラソウ同様、英国の自生地が減少傾向にあって、保護活動が必要とされる。
(透明水彩 24.0×19.5cm)

作者 プロフィール

福島南緒子 Fukushima, Naoko(千葉県)

東京都生まれ。現在千葉県市川市在住。
20代の終わりから30代にかけてベルギーに滞在していたことが縁になって、ベルギー政府観光局の日本支局開設、2007年8月に定年退職するまでその支局長を33年間務めました。

同年秋に旅に出ました。行き先はパリ郊外マルメゾンにあるマルメゾン城です。
ナポレオン皇妃ジョセフィーヌが暮らし、沢山のバラや珍しい植物を育てていたところです。
植物画家ピエール・ジョセフ・ルドゥーテはここで多くのバラの絵を描いたのです。
ベルギーを紹介する仕事の中で画家ルドゥーテを知り、彼の出身地サン・チュベールを訪ね、2001年にはベルギーからルドゥーテの絵や資料を取り寄せ東京のベルギー大使館でルドゥーテ展を企画・開催しました。 日本で初めての正式な展覧会でした。

これを契機に後にルドゥーテ展が日本各地で催されるようになりました。
ルドゥーテがすべての始まりでした。彼が描いたバラを自分の庭で育てたいとバラ栽培を始めて12年。原種、オールドローズなど今では125種のバラを育てるようになりました。

植物画を習い始めたのは2008年秋からです。庭で育てる花を描けたらという思いがあります。
育てることとそれを描く喜びと幸せは倍加します。
いつかベルギーの野に咲く花々を描いて展覧会を催したいと思っています。
2011年12月NHK学園生涯学習美術展で学園賞受賞。

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