【船迫吉江:エゾセンノウ[a]、オトメセンノウ[b](ナデシコ科) Silene banksia Senno Group [a], Silene banksia Haageana Group [b]】

エゾセンノウ[a]、オトメセンノウ[b](ナデシコ科) Silene banksia Senno Group [a], Silene banksia Haageana Group [b]

「エゾセンノウ」は道内に自生していません。
北海道大学の標本庫にもないということで、2007年「エゾセンノウを探そう」を合言葉にウラジオストックに行きました。
花の時期には少し早く、草丈40センチくらいのものを押し葉にして持ち帰りました。
翌年、エゾセンノウに魅せられた男たちが花のついたエゾセンノウを持ち帰りました。
いわくつきのものです。今では我が家の庭を飾っています。
植物のお陰で大きな感動と出会いを頂いています。「画を描くことで競う事はない」というのが信条ですが、植物と向き合う事で命をどう表現すればよいのかを楽しんでいます。

【船迫吉江:アツモリソウ( ラン科)Cypripedium macranthos】

アツモリソウ( ラン科)Cypripedium macranthos

野生の標本と鉢で育成された物の相違に配慮。唇弁の断面図作りで輝く長毛に感動。虫は毛を踏み折り返された唇弁の内側から下向きの蕊柱に辿り着き蕊柱の裏からするりと抜け受粉成功。古き標本の袋の中で種子が小雪の如し。
(透明水彩・水性ボールペン 34.0×23.4cm)

作者 プロフィール

船迫吉江 Funaseko, Yoshie(北海道)

幼少の頃からクレヨンで遊ぶのは好きでした。
植物との付き合いは30年ほど前に、ニセコアンヌプリでツルリンドウに感動した事と、
その日、バスでお隣に座った美術の先生に「花の画、描いてみない」と誘われた事が植物画との出会いになりました。
現在では植物に関わる事が生活の中心になっています。
所属しております北方山草会では、2011年度に北海道の離島の植物調査をしています。
どの島もラン科のものは花つきが例年の倍近いようです。
また、道内では自生していないといわれているヒナチドリ、フジチドリなども観にいきます。
現在、北海道大学総合博物館では2011年3月の震災で被災された岩手県の博物館の塩漬けになった植物標本のレスキューと、2012年のクラーク展に向けた植物標本の整理をしています。
こちらもとても良い勉強になっています。

ナナカマド自然観察会、植物画サークル「すみれ会」を主宰。
2006年に発行しました「私のすみれ」に続き、「日本のスミレ図譜」「標本庫のスミレたち」など準備中です。

最近の活動
平成25年4月16日~5月12日 北大総合博物館「北のすみれ」企画展展示
紀伊國屋ギャラリー「日本のすみれ」展 展示
平成28年3月10日~3月24日 北大ファカルティハウス 1階 ギャラリー「ランの王国」プレ展 23点 展示
平成28年8月5日~9月26日  北大総合博物館 「ランの王国」企画展 展示
著書  平成25年 図譜「日本のすみれ」 平成28年 花譜「北の野生ラン」

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