【掛本安乃:カザグルマ(キンポウゲ科)Clematis patens】

カザグルマ(キンポウゲ科)Clematis patens

自生地が見つかったと新聞に掲載されたという話を聞き、2000 年5 月に奈良のその自生地を訪れました。
そのお家の小高い裏山の、草深い斜面に僅かに咲いていました。
種子をいただき育てたところ、4 年目から毎年見事に咲いています。

花弁と思っていたのは実は、がく片で、それが落下した後、触手を伸ばす様にみるみる内に変化して、和名の風車の様な毛深い痩果となります。
痩果は風に乗りそうにもなく繁殖は難しそう。絶滅危惧種に指定されています。

作者 プロフィール

掛本安乃 Kakemoto, Yasuno(奈良県)

自然は何者にも媚びない。 その一員たる植物は、置かれた環境の中で賢く逞しく生きている。
ダイナミックであり、健気であり、正直である。 何よりも美しい。

そんな植物が好きで、奈良植物研究会などで里山探訪に参加していたのですが、植物を知れば知るほどはまってしまって、それなら美しく描けないかと思い、朝日カルチャーのボタニカルアート教室の小西美恵子先生の指導を受ける事になりました。

教室の方は仕事の都合で止めざるを得ませんでしたが、絵の方は好きな植物や思い入れの強い植物をコツコツと一人で描き、日本植物画倶楽部、Kobe植物画会の展覧会には欠かさず応募してきました。
又、日本植物画倶楽部の研修会には1993年第3回研修会以来、8回ほど参加して会員の方と交流して参りました。

会の事業である「日本の絶滅危惧植物図譜」「日本の帰化植物図譜」の出版にも参加し、現在進行中の企画「日本の固有植物」にも参加中です。

気がつけば、すでに20年も経ってしまいました。
今後は、自然も植物も変化していくとは思いますが、だからこそ目を向けて愛おしみつつ、淡々と日々描く事に精進して参りたいと思っております。

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