川島治代 Kawashima, Haruyo
2016年11月15日
ジューンベリー(バラ科)Amelanchier sp.
春には雪のように白い花を沢山咲かせ、6月には1cm位の赤い実がなるので、この名前がつきました。そのまま食べても、ジャムにしても美味しいのですが、我が家のジューンベリーは5m以上の高さがあり、赤くなるそばからスズメやヒヨドリのデザートになっています。
下の方の枝に寒冷紗をかけて、実を守りなんとか絵の標本を得ることができました。
イチゴノキ( ツツジ科)Arbutus unedo
晩秋に花が咲き、その頃前年の実が赤く熟すので、花と実が同じ枝で同時に見る事が出来ます。スペインではマドローニョと呼ばれ、この実を食べる熊がマドリードの市のシンボルになっています。
(透明水彩 43.5×32.0cm)
作者 プロフィール
川島治代 Kawashima, Haruyo(大阪府)
小さい時から植物好きだった私は、中学校では園芸クラブに入って、放課後を温室で過ごし、帰宅するとカバンを放り出してバラを育て、種苗会社から取り寄せた巨大輪のパンジーの種播きをしているような子供でした。今でも庭に出ると、ついあれこれと働いてしまい、疲れて絵が描けなくなるというジレンマに陥っています。
28年前「プラントハンター物語」を読んで植物画を知り、いつか自分でも描いてみたいと思っていたら、小西美恵子先生の教室に出逢いました。「絵の上手な人より花の好きな人の方が長続きしますよ」との言葉に勇気付けられて、植物画を始めました。いろいろな事情で中断しながらも、今日まで続けられたのはやはり花が大好きだからでしょう。