【宮之原篤:プロテア・ネリイフォリア(ヤマモガシ科)Protea neriifolia】

プロテア・ネリイフォリア(ヤマモガシ科)Protea neriifolia

2009年、第12回日本植物画倶楽部東京展に出品したプロテア・ネリイフォリア(ヤマモガシ科)です。

私がこのプロテアをモティーフとして描くきっかけは、極めて単純ないきさつでした。
花を包み込む総苞片の造形が素晴しく、また、種名の由来の如く“キョウチクトウ”の葉に似た灰緑色の葉には勢いがあり、あまりにも魅力的だったため、何とかこの雰囲気と花の質感を出してみたいと思っただけなんです。
南アフリカの美しい花々に思い入れがあったわけではありません。

ただし、描き込むにつれて、このモティーフは私にとって意外に難題であったことがわかり、戸惑いました。
しかし、投げるわけにもいかず、四苦八苦してようやく仕上げた事を思い出します。

作者 プロフィール

宮之原 篤 Miyanohara, Atsushi(東京都)

私は昭和一ケタ生まれ、あまり多くない苗字ですが、ルーツは鹿児島、育ちは東京です。
戦中、戦後、そして高度成長と日本の過激なまでの変化を体験してきました。
大学は千葉大学園芸部です。専攻は植物生理、植物栄養の仕組みなどを学びました。

実社会に出てからは、企業で微細藻類(主に緑藻)の研究開発とか食品微生物の実用化など、理系の技術畑を歩んで来ました。

リタイア後は技術職の余韻があったせいか、細密画が好きで、展覧会を見て回り、溜息をつきながら楽しんでいました。

その頃、美学校の存在を知り、飛び込んで若い人に囲まれながら、細密画工房で田嶋徹さんから細密画基礎を学びました。一方、知人の紹介でNHK文化センター・ボタニカルアート教室に入れていただき、画家の小柳吉次先生に、植物の特徴を、美しく表現するご指導をいただきました。
私にとって、これが植物画との初めての出合いでした。

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