永田昭子 Nagata, Akiko

2018年4月 1日

【永田昭子:タチバナモドキ(バラ科)Pyracantha angustifalia】

タチバナモドキ(バラ科)Pyracantha angustifalia

橘(タチバナ)はミカンの古い呼び名で、その名のとおり、果実はミカン色をしています。地味で目立たない木ですが、剣のような立派な棘を持ち、つい触れてしまった時は痛くてとびあがりました。進入防止の生け垣に用いられるはずです。枝は四方八方にまっすぐ伸び放題で、いざ描くとなると、どの枝を選ぼうか迷い、やや単調な構図になってしまったかなと反省。直径1cm もない小さな花は、描くのに苦労しました。

【永田昭子:ツノナス( ナス科)Solanum mammosum 】

ツノナス( ナス科)Solanum mammosum

「フォックスフェイス」という愛称で、どうすればキツネに見えるのかなと、色んな角度で置いて描きました。花は調べてみるとナス科らしい色と形で、いつか花や葉を描き加えることができればと思うと楽しみです。(透明水彩 17.0×24.0cm )

作者 プロフィール

永田昭子 Nagata, Akiko(兵庫県)

携わっていた仕事柄、デザインや絵に以前から関心をもっていましたが、植物の絵に触れたのは15年ほど前、夫の赴任先スイスで出会った白磁上絵付けがきっかけでした。花や実のモチーフが多く、帰国後その基本を学びたいと思い、神戸のNHK文化センターで植物画講座を見つけて習い始めました。1999年秋のことです。それまで植物を細部までじっくり観た経験はなく、自然が生み出す色や形の美しさにただただ驚き感動し、たちまち植物画に夢中になりました。手ほどきいただき、初めて生き生きした葉っぱが紙の上に現れたときの驚きと嬉しさは今でも忘れられません。現在は、植物画と白磁上絵付けが大切なライフワークとなり、描き続けられる環境に感謝しています。スローペースになりがちですが、植物画は自分にとって学びの場であり先生的な存在。白磁に描きながら、植物画で常に基本にもどり、真摯な姿勢を忘れず大切にしていきたいと思っています。

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