【白川貞男:バショウ(バショウ科)Musa basjoo】

バショウ(バショウ科)Musa basjoo

松尾芭蕉と言えば江戸前期の有名俳人。
「芭蕉布」という織物もあり、「バセウ=バショウ」は昔から日本人に広く知られている植物と思っていたが、その実は私も良く知らなかった。
武蔵国分寺公園にある大きな葉の植物、「バナナの木」などと呼ばれているのに「?」。調べてみるとバショウ、多年草、葉鞘が重なり偽茎をなす。(これが芭蕉布の原料か) 本当の茎は大きな塊状の根茎で地下にある。
公園の植物でも背が高く、花茎や苞葉の内側などが観察しづらく、花序の季節に再度挑戦しようと思う。

【白川貞男:ジャノヒゲ( ユリ科)Ophiopogon japonicus】

ジャノヒゲ( ユリ科)Ophiopogon japonicus

二年程前の取材写真の中に「ジャノヒゲ」のスナップがあり、その“はずみ玉”のマリンブルーの愛らしさに惹かれ、筆を執ったものの、植物全体の色彩感覚は捉えたが、細部の観察が不十分で思うような画面が作れなかった。(透明水彩 32.5×25.5cm )

作者 プロフィール

白川貞男 Shirakawa, Sadao(東京都)

1933年生まれ、4歳で韓国に渡り、ビンタの軍国教育を受け、小学6年生の秋、敗戦で引揚げ帰国した戦中戦後派です。
芸術、美術系授業などは最も軽んぜられた戦後の貧しい学校教育の中で、幼少から“ド近眼”で遠景の見えない私には美術部などには全く無縁でした。 絵を描く事は好きだったので、就職してから なんとなく商業・工業デザインに関わる事が増え、全く基礎のないまま自己流の筆をとるようになり、印刷関連で自立してからは、企画・撮影・版下制作まで全てを自分で片付ける器用貧乏の生活でした。
 
2007年、調布市公民館の「植物画入門講座」に入門受講。動機は植物には知識も関心も無いがモチーフを拡大鏡で見るような植物画の近視眼的精密さが自分向きと感じられたからでした。
この講座で佐藤晶子先生の緻密さと独特の透明感の溢れた作品に感動し、初めて本気でデッサンに取り組みました。

自己流の点描画は、植物学的な精密な表現には必ずしも適切ではないかもしれませんが、人生の残り少ない晩年の楽しみを見つけた思いで描いています。

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