【鈴木嗣夫:シャコバサボテン(サボテン科)Schlumbergera truncata cv.】

シャコバサボテン(サボテン科)Schlumbergera truncata cv.

描く植物がなかなか見つからず、困っていました。
そんな時、庭の片隅で毎年結構きれいな花を咲かせていたのに目をつけたものです。
伸びた茎節は全体としては噴水のように放射状になっていました。
半分だけを画面に入れた構図にしました。
やわらかい花びらと固い茎節をなんとか描き分けたいと思って描きました。
あえて一部は最後まで塗らず、トレース線がはっきり見える状態に仕上げてあります。

作者 プロフィール

鈴木嗣夫 Suzuki, Tsuguo(東京都)

1945年、京都生まれ。 
少年時代から精密なものに傾倒し、あらゆるジャンルの模型制作に熱中。この虫?は、今に至るまで収まらず。
今考えると、私の植物画への入り口は園芸、花鑑賞などではなく、精密という部分からだったようです。
しかし、足を踏み入れるにしたがって“精密”だけでは作品が成り立たない、ということを思い知る事になります。
見る人に写真を越えた“何か”を感じてもらえるような作品にしたい、という気持ちで描いています。

植物画を始めたのは、某ビールメーカーを定年退職後、2005年に女子美術大学オープンカレッジでボタニカルアートの夏期講座に参加したのがきっかけです。 その時の講師が滝澤栄利子先生でした。 これでぐんと興味を持ち、先生主宰の“花籠”というグループに入りました。
2008年、女子美のアート・セミナーにボタニカルアートの通年講座が開設されました。“花籠”はここに入り、月2回の楽しい時間を過ごしています。毎年、作品展を開催しており、2013年9月で9回目になります。

植物画に限らず、何の分野でもいかに対象を捉え、具象化するのか、等について様々なアプローチがあります。
たまたま2つの組織に入っているので、そのあたりを多角的に見ることが出来て幸せです。

(世界らん展日本大賞2013美術工芸部門 入選)

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