高木香壽枝 Takagi, Kazue

【高木香壽枝:ヤマユリ(ユリ科)Lilium auratum】
ヤマユリ(ユリ科)Lilium auratum

数年前、近くの崖上が宅地化されることになり、チゴユリを掘り上げて持ち帰りました。
その土の中にヤマユリの球根が入っていたようで、3年ほどして大きな一輪が咲きました。
花数を年々増やし、この年が一番多く描きました。
花被片中央の黄色い筋の先のほうが、ほんのり紅を差したようで華やかに見えました。
変種のベニスジに近いと教えていただきました。 
筋全体が紫紅色に染まるベニスジから、多くの美しい園芸品種が生まれているようです。

【高木香壽枝:ハナミズキ( ミズキ科)Cornus florida】
ハナミズキ( ミズキ科)Cornus florida

東京からワシントンに桜を寄贈した返礼として贈られ、庭木や街路樹に広く植えられている。花弁に見える総苞片の先はへこむ。中心部に黄緑色の小さな花が十数個程咲く。紅葉・真赤な実ともに美しく、長い間楽しめる。
(透明水彩・鉛筆 38.5×32.5cm)

【高木香壽枝:ヤマボウシ(ミズキ科) Cornus kousa】
ヤマボウシ(ミズキ科) Cornus kousa

(透明水彩 49.6×33.6cm)
2021年12月1日更新

作者 プロフィール

高木 香壽枝 Takagi, Kazue(東京都)

植物画との出合は、1994年に「太田洋愛 サクラ展」で、様々な桜の原画を間近で観ることが出来、心惹かれました。
その4年後に「シャーリー・シャーウッドコレクション」で世界の植物画家の絵に魅了され、こんな絵が描けたら素的だなと思っていました。

その後2000年に小林英成先生ご指導の「植物画入門講座」を受講する機会を得て、終了後も引き続き教えて頂けるサークルに入会出来て現在に至っています。

山歩きの仲間と行く先々で山野草、高山植物、野鳥と図鑑を片手に楽しんできましたので
名前は沢山覚えましたが、師から「植物の特徴を正確に把握し、しかも美しく描く」との教えに、
本当の「植物を知る」意味を学ぶ日々です。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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