吉田素子 Yoshida, Motoko

【吉田素子:ヒメオドリコソウ(シソ科)Lamium purpureum】
ヒメオドリコソウ(シソ科)Lamium purpureum

早春から元気な姿を見せ始めるヒメオドリコソウ。残る寒さにも負けずどんどん生長、あちこちに群生する様子は、まるでやわらかいじゅうたんを敷いたようだ。となりにはホトケのザも。暖かい春が広がって、かわいい草花の季節が訪れる。
身近に咲く可憐な野の草花をありのままに描けるようになりたい。いつかきっと— 。そんな思いがふくらむ。

【吉田素子:ヤマアジサイ 伊予獅子手まり(アジサイ科)Hortensia serrata Iyo-shishi-temari】
ヤマアジサイ 伊予獅子手まり(アジサイ科)Hortensia serrata Iyo-shishi-temari

鉢植えの「伊予獅子てまり」。装飾花が密集した小さなてまり花がくす玉のようだ。淡い花色の変化にも魅了された。(アクリル 46.3×33.0cm)

【吉田素子:ヤマアジサイ 坊ヶ鶴の華 (アジサイ科) Hortensia serrata   var.      serrata Bogatsuru-no-hana】
ヤマアジサイ 坊ヶ鶴の華 (アジサイ科) Hortensia serrata var. serrata Bogatsuru-no-hana

(アクリル 33.4×24.5cm)
2021年11月15日更新

作者 プロフィール

吉田 素子 Yoshida, Motoko(兵庫県)

1943年生まれ
1996年のある日、ふと目にとまった通信教育の折り込み広告をみて、“描いてみたい”と思いました。月二枚の課題をこなすためにと仕事を退職しましたが、通信教育より、直接学びたい、との思いで身近な場所に教室を探して通い始めたことが今に至っています。

出来上がった作品は、とある病院、介護施設の壁に少しはにかみながら並んでいますが、それは、描かれた植物たち、そして何より私自身の励みとなっております。

今は時間の許す限り筆をとるようにしていますが、直に見たい、との一心で、描きたい植物を自分の側に集めてしまいます。気がつくと我が家の小さな庭は順番待ちするかのごとくたくさんの植物であふれています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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