相田穎子 Aida, Eiko

【相田穎子:カワヅザクラ(バラ科)Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’】
カワヅザクラ(バラ科)Cerasus × kanzakura ‘Kawazu-zakura’

カンヒザクラとオオシマザクラの種間雑種か?とされている。
2008年頃から何度か挑戦し挫折を繰り返し、何とか納得とまではいかず、この桜の作りと美しさを全て紹介するにはあと数年は、いや、もっとかかりそう。(透明水彩 42.8×36.0cm)

【相田穎子:チンゲンサイ(アブラナ科)Brassica rapa Chinensis Group】
チンゲンサイ(アブラナ科)Brassica rapa Chinensis Group

いつもは野菜売り場で見るものだけど、園芸店の苗売り場で目に留まった一鉢。おいしそうに描けるかな。意外な程の逞しい茎の伸び方。菜の花畑のアブラナより少し控えめで清楚な花と花数。楽しんで描きました。(透明水彩 38.0×29.0cm)

【相田穎子:ファレノプシス( ラン科)   Phalaenopsis 】
ファレノプシス( ラン科)   Phalaenopsis 

昨年見事な一鉢をいただき、株分けし、今年も健気に花をつけた。水やりだけでかなりほったらかしで夫が管理。私は描くのが役目。
(透明水彩・鉛筆 34.0×43.0cm )
2022年10月15日更新

作者 プロフィール

相田 穎子 Aida, Eiko(東京都)

練馬区民講座で初級を学び、終了後は2007年に清瀬ボタニカルアート同好会に入りました。良い師や清瀬の仲間、この道を同じくする友人に恵まれて、自然観察や登山も含め、植物にまつわる事は何でも学びたい興味深い世界になっています。

そんな中で"くさかや"と出会いました。講師に「会報だけ毎号買う事はできますか。」と聞きましたら「だめ、会員になれば良いんです。」との返事。たまたま入手した号は、北海道の固有種や巡回展等の内容でした。ちょうど故郷が夕張で、離れた当時に中学生だった同級生数人と再会したばかりだった事もあり、札幌あたりで展覧会があれば絵を見てもらえ、元気でいる事も伝えられ、北の大地の植物を描きに行くチャンスもあるかもしれない…と考え、入会。今から道内での開催を楽しみにしています。

最近はボタニカルアート特有の繊細さ、植物が独自に持つ特徴などをキチンと描けるよう心がけています。雌雄の蕊が咲き進むその時々を盛り込んだり、樹木の肌目の幼成の違い、細かい側脈を忠実に描き込む事などなど。いつまでたっても悩ましいのは色味を出すこと。何色をどれくらい混ぜたら…と、悪戦苦闘は毎度のことです。緑色を何種も混ぜ比べ、独自のカラーチャートを作っている仲間には頭が下がります。

ともあれ、絵の前にずっと佇んで離れ難く思われるような、そんな生き生きとした絵を描くのが目標です。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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