ギャラリー
*新着イラスト*
山﨑光子 Yamazaki, Mitsuko
- ヘレボルス ニゲル( キンポウゲ科) Helleborus niger
(透明水彩 24.4×29.4cm)
2024年12月1日更新
作者 プロフィール
山﨑 光子 Yamazaki, Mitsuko(栃木県)
美大卒業後、グラフィックデザインの仕事をしていましたが、子育てで休業。その後、カルチャーセンターで植物画を学びました。植物の不思議さに魅せられ、すっかり植物の世界にのめり込んで20年を越えました。
現在、カルチャーセンターや自宅教室で教えていますが、4,5年前から科博や世界らん展のコンクールに毎年入選者が出るようになり、教室全体が盛り上がっています。2009年の10回目の教室展では、29名の参加で記念の画集を作りました。
自画自賛ですが、なかなかの出来映えです。これからも植物観察を楽しみながら、自分らしい植物画を描いていこうと思っております。
吉田素子 Yoshida, Motoko
- オオイヌノフグリ(オオバコ科) Veronica persica
(アクリル 29.0×21.4cm)
2024年12月1日更新
作者 プロフィール
吉田 素子 Yoshida, Motoko(兵庫県)
1943年生まれ
1996年のある日、ふと目にとまった通信教育の折り込み広告をみて、“描いてみたい”と思いました。月二枚の課題をこなすためにと仕事を退職しましたが、通信教育より、直接学びたい、との思いで身近な場所に教室を探して通い始めたことが今に至っています。
出来上がった作品は、とある病院、介護施設の壁に少しはにかみながら並んでいますが、それは、描かれた植物たち、そして何より私自身の励みとなっております。
今は時間の許す限り筆をとるようにしていますが、直に見たい、との一心で、描きたい植物を自分の側に集めてしまいます。気がつくと我が家の小さな庭は順番待ちするかのごとくたくさんの植物であふれています。
尾形幸子 Ogata, Sachiko
- アスパラガス( クサスギカズラ科) Asparagus officinalis
(透明水彩 36.5×27.4cm)
2024年11月15日更新
作者 プロフィール
尾形 幸子 Ogata, Sachiko(大阪府)
幼少期、草花はいつも遊び仲間であり、特有の色や匂いが季節の訪れを教えてくれました。
小学生のころから書に親しみ絵を描くことが好きでした。
大学では理学部生物学科植物学専攻。生態学実習での山歩き、植生調査、海浜実習、季節の植物を観察して線画描写した植物形態学実習等々・・フィールドワークや手作業に勤しんだ若いころの時間は今では宝物です。
1996年ごろ、友人からの手紙に添えられた植物画の美しさに心を打たれ、新鮮な驚きを感じました。直面している現実から時々離れる時間をもって、好きなことで少し難しそうなことにチャレンジするのもいいのではないかと考え、1997年から植物画を始めました。当初は単なる趣味のつもりでしたが、その後ご縁があってカルチャースクールの講師になり、神戸市、宝塚市、大阪市、茨木市などの教室で受講生の方々との楽しいお付き合いが続いています。植物画や植物を通してさまざまな出会いをいただけることは有り難いことです。
私自身は主に庭で好きな植物を育てながら描いています。制作は長期間かかってしまうことが多いですが、ひととき土いじりをしたり、植物を眺めるだけでも癒され元気をもらっています。最近(2017年)は、カエデに興味が広がっています。カエデの花は小さく5㎜程度です。実体顕微鏡で観察すると神秘的な造形に驚き、一瞬、時の流れが止まります。そして花との対話が始まります。ゆっくりでも描き留めていければと思います。取材中、カエデの花にミツバチが飛び交い、背後に鶯の声も聞こえます。
こうして自然を味わうことができるのはなんと幸せなことでしょう。
2011年 尾形幸子植物画集 Botanical Art ㏌ my memory を自費出版。
梅谷さなえ Umetani, Sanae
- ヤマモモ( ヤマモモ科) Morella rubra
(アクリル 34.0×27.5cm)
2024年11月15日更新
作者 プロフィール
梅谷 さなえ Umetani, Sanae(兵庫県)
子供の頃から絵を描くのが大好きでした。大人になりテキスタイルデザイナーとして花の絵を描くことはありましたが、いつか「植物画」を描いてみたいと思っていました。
子育てが一段落した1998年秋頃から、小西美恵子先生の教室に通い始めました。「植物のつくりや生態を知って描くのと、知らないで描くのとでは絵がちがいますよ。」という言葉を忘れずに、これからも植物の不思議さや、奥深さに驚いたり感心したりしながら描き続けたいと思います。
谷本弘次 Tanimoto, Kohji
- アマリリス( ヒガンバナ科) Hippeastrum cv.
(透明水彩 63.0×49.0cm)
2024年11月1日更新
作者 プロフィール
谷本 弘次 Tanimoto, Kohji(広島県)
1940年大阪生まれの福山育ち。
子供の頃から絵が好きで、将来は図画の先生にとの願いは親の反対であえなく頓挫。
芸術とは対極の銀行員となる。
しかし、いつの日か美大への夢は持ち続け、定年直前に家族の同意を得て退職。
念願の美大(倉敷芸術科学大学油画専攻)に社会人第1期生として入学。
年齢差40の同期生と学んだ4年間は、人生まさに至福の刻といえるものでした。
ボタニカルとの出会いは、ゼミの田村鎮男教授の恩師でもあり、私の好きな画家の小磯良平記念美術館での画伯の薬用植物画作品です。
私は「自然と共生」をテーマに描いており、油画の風景画と水彩画の植物画は、このテーマにぴったりと思っています。
人間は自然の恵みによって生かされ、特に植物は何者にも媚びず毅然と生きている様には感動を覚えます。
ボタニカルに絵画性を入れて、その植物が持つ生命感が表現できたら・という目標に向け、日々精進を重ねております。
2年に1度、個展と主催するボタニカル教室展を開催しております。
絵を通じて多くの出会い、そして庭で描く花を育ててくれる家内に感謝しつつ、毎日を大切にして過ごして生きたいと思っています。
山口彌生 Yamaguchi, Yayoi
- ワタ(アオイ科) Gossypium
(透明水彩 48.0×34.8cm)
2024年11月1日更新
作者 プロフィール
山口 彌生 Yamaguchi, Yayoi (島根県)
2011年に仕事を離れ時間に余裕ができたので、近所を散歩するようになりました。歩きながらゆっくり見る道ばたの草花がきれいで描きたいなと思っていた時、山田ひさ子先生の植物画教室の展覧会が開催されることを知りました。その展覧会の作品が素晴らしく、早速入会しました。それから皆さんに刺激を受けながら楽しく描いています。
自然がいっぱいと言えば聞こえはいいですが、畑の野菜をイノシシや猿に荒らされないように日々闘っています。これからもこの地で、季節ごとの草花や畑で育てている野菜などを、一つ一つゆっくり描いていきたいと思っています。
宇田恵津子 Uda, Etsuko
- コエロギネ インターメディア( ラン科) Coelogyne Intermedia
(透明水彩 37.5×27.0cm)
2024年10月15日更新
作者 プロフィール
宇田 恵津子 Uda, Etsuko (広島県)
一冊の「植物画集」画面いっぱいに描かれた植物の解剖図、写真と見間違うような花の絵に驚かされ細密画の凄さに魅せられたのが始まりでした。退職後、NHKのボタニカルアート講座を知り受講、植物画の難しさに苦戦の2年でした。1年間の空白の時間を持ちましたが植物画への想いは募るばかり。そんな折、木崎奈緒美先生と出会い丁寧な御指導を受け8年が経ちました。日本植物画倶楽部に平成27年春に入会させて戴き会員方の細かな観察と描写に勉強させて戴いております。
知る度に驚かされる植物の神秘な生態、園芸種にも道辺や野山でひっそりと咲いている野生種にも心惹かれます。それぞれの植物が持つ魅力を表現出来たらと、木崎先生の御指導のもとで教室の皆さんと共に絵筆を動かす時間を楽しんでおります。
尾関ちづる Ozeki, Chizuru
- カキ( カキノキ科) Diospyros kaki
(透明水彩 48.5×33.5cm)
2024年10月15日更新
作者 プロフィール
尾関 ちづる Ozeki,Chizuru(愛知県)
2001年春、名古屋市公募の植物画講座で植物画を始めました。
子供の頃から昆虫や図鑑が大好きでしたので、この植物図鑑のような技法に魅せられました。
受講終了後は、運よく近くに良い教室があり、続けることが出来ました。
植物好きの両親が植えた草木が庭にあり、題材にも事欠かず、まだ自然が多く残る環境にも恵まれ、今までは見過ごしていた草花を描くたびに、その精巧な造りに感動させられました。
作品の多くは自宅で育て、観察して描くことが多く、植物画は育てる楽しみも もたらしてくれます。
先日は、韓国植物画協会日韓交流展覧会の招待参加をさせていただきました。
以前より、「いつの日か、植物画を通して韓国の方々と友好が持てたら。」と、なんとなく思っておりましたので、大変感謝な事でした。
三反栄治 Santan, Eiji
- ヤマイタチシダ( オシダ科) Dryopteris bissetiana
(透明水彩・ガッシュ 45.5×25.5cm)
2024年10月1日更新
作者 プロフィール
三反 栄治 Santan, Eiji(福岡県)
画家、イラストレーター。広告、出版などのメディアで植物画、鳥、動物、昆虫などネイチャー系の仕事をしております。代表作として、キリンの「世界のキッチンから シリーズ」の「ソルティーライチ」のイラスト展開を手掛けました。
また、九州産業大学造形短期大学部の客員教授として芸術一般の授業を行っています。
植物画については、ある時、仕事で花のイラストを描いているうちに出会ったのがボタニカルイラストレーションです。以前から博物画には興味があり、植物画というジャンルとしての存在は知っていましたが、その芸術面と科学面と歴史に惹かれるようになりました。学術的な植物画を基礎としつつ、アーティスティックな表現にも力を注いで制作を続けていきたいと思っています。
増田まこと Masuda, Makoto
- ハナミズキ(ミズキ科) Cornus florida cv.
(透明水彩 39.0×30.0cm)
2024年10月1日更新
作者 プロフィール
増田 まこと Masuda, Makoto(神奈川県)
小さい頃は女の子の絵を描くのが大好きで、瞳には星が2つ、いつも輝いていました。姉が智恵子抄の展覧会に連れて行ってくれたのをきっかけに、絵の展覧会にはよく見に行きました。でも、絵は見る側と思っておりました。
老後に何か打ち込めるものを・と思っておりました折、大船フラワーセンターで開催されたボタニカルの展覧会を友と見に行き、感動しました。
若い頃、山歩きが好きでよく出かけ、そこで出会う野の花や季節の花に心惹かれておりました。
2004年石川道子先生に師事。2017年先生が鎌倉のお教室を引退されるまでお教え頂きました。大船の教室では鎌倉芸術館での年1回の展覧会に、2004年第4回から2017年17回(最終回)まで参加。日本植物画倶楽部では2007年第10回から参加させていただき、今に至ります。
石川先生始め、皆様の暖かいご指導と交流に支えられて、下手でも参加することに意義があり精神で、怖いもの知らずで来ましたが、知れば知るほど自分の至らなさ、ボタニカルの難しさにしょげております。
ただ、花の綺麗さ、神秘さに惹かれ、不出来でも出来上がったときの嬉しさに励まされて、次の花へと…。
出来ればもっと若いうちに始めたかったとの思いもありますが、一歩ずつマイペースで続けていけたら幸せと思っています。