
新着情報
『日本の固有植物図譜』が発刊しました
2020年12月25日、『日本の固有植物図譜』が企画スタートから12年かけてついに発刊の運びとなりました。総ページ数562ページ、掲載植物図274点に及ぶ素晴らしい図譜です。刊行予定から2年も遅れてしまい担当者として申し訳ない限りですが、こうして発刊までたどり着くことができました。これは倶楽部員全員の熱い気持ちの結集であると思います。図譜担当として心から御礼申し上げます。
2020年12月25日 図譜担当 小林英成
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ミニギャラリー

- ホタルブクロ(キキョウ科) Campanula punctata cv.
(透明水彩・鉛筆・紙 30.0×23.0cm)
2023年6月1日更新- 作者 プロフィール
中野 耀子 Nakano, Akiko (神奈川県)
栃木県生れ、里山の自然豊かな環境で育ちました。
印刷編集、イラスト制作、野菜POPデザイナー等の仕事をする中で、自然を間近に観察して描く喜びに目覚め、植物画を描くようになりました。
2019年より小林英成先生に師事。2021年より内城葉子先生に師事。植物を身近な友とし師とし、対話する毎に多くの新しい発見があります。
描く事を通じて、植物たちから、生きる喜び、エネルギーをいただいています。

- ノアザミ(キク科) Cirsium japonicum
(透明水彩・紙 58.4×43.4cm)
2023年6月1日更新- 作者 プロフィール
長谷川 信子 Hasegawa, Nobuko (神奈川県)
私が植物と絵に出会ったのは9歳の時、たまたまご近所に住んでいらっしゃった高校の美術の先生が絵を教えてくださることになり、毎週日曜日、お天気が良い日に大きな画板を持って、自然豊かな野山に出かけては写生を楽しんでいました。とても良い経験で、たぶんこのことがボタニカルアートへとつながるきっかけだったと思います。
高校では選択教科で美術をとり、その時にいろいろな技法があることを知りました。
さらに主人の米国ボストンへの留学同行により、アメリカ中のいろいろな美術館をめぐることができたことで、ボタニカルアートを知ることになりました。素晴らしい植物画との出会いにより、いつかこのような植物画が自分でも描けたらいいなあという思いはありましたが、子育てで時間が過ぎてしまいました。ようやく自分の時間が持てるようになり、幸運にも石川美枝子先生のご指導のもと、透明水彩で描く植物画を始めることができました。石川先生は、絵を描くことだけにとどまらず、植物画の歴史や時には顕微鏡を覗き植物と向き合い、植物の不思議を教えてくださっています。
今後は自分なりにもっと繊細な植物画が描けるように努力していきたいと思っております。