『日本の固有植物図譜』が発刊しました
2020年12月25日、『日本の固有植物図譜』が企画スタートから12年かけてついに発刊の運びとなりました。総ページ数562ページ、掲載植物図274点に及ぶ素晴らしい図譜です。刊行予定から2年も遅れてしまい担当者として申し訳ない限りですが、こうして発刊までたどり着くことができました。これは倶楽部員全員の熱い気持ちの結集であると思います。図譜担当として心から御礼申し上げます。
2020年12月25日 図譜担当 小林英成
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ミニギャラリー

- ウコン (ショウガ科) Curcuma longa
(透明水彩 40.0×31.0cm)
2021年4月15日更新- 作者 プロフィール
室木 彗子 Muroki, Keiko(千葉県)
私は西伊豆で生まれ、横浜で育ち、今は千葉に住んでいます。小学生の頃、春になると亡父と野遊びに出かけました。山菜だけでなく、野草をも愛でて歩きました。
亡父は植物の知識が豊かで、日本で初めてカラー印刷で出版された植物図鑑を所蔵しており、知らない植物を調べてくれました。私の野草好きの原点です。そんな私が植物画に出会ったのは10年ほど前、展覧会で目にした石川道子先生の絵でした。
その絵に魅了されて、「自分で描いてみたい。でも…」と、3年間も躊躇した末、やっぱり始めようと決心して教室の門を叩きました。今は同好の仲間と一緒に描いています。なんと奥の深い世界なのでしょう。里山散策で出会った植物を描き、小文を添える手作り画文集を1年1冊のペースで創り始めて5冊完成しました。20種ずつ まとめていますが、まだまだ描いていない草が沢山残っていますから、これからも続けたいと考えています。
“生命を写す”生命感が表現できるようにと心がけるのですが、力不足でなかなか思うようになりません。でも、植物と向き合い、対話しながら描く静かなひとときを大切にしたいと思います。

- パイナップル (パイナップル科) Ananas comosus
(透明水彩・色鉛筆 37.0×27.0cm)
2021年4月15日更新
- 作者 プロフィール
丸山 裕子 Maruyama, Yuko(神奈川県)
信州の八ヶ岳連峰の麓、小海町に生まれました。
高卒後、上京し学生時代はワンダーフォーゲル部に入り、高山植物や山野草を観るのが楽しみでした。当時はカメラを持っていなかったので時々スケッチはしました。
子育てを終わり、夫の両親と生活する中、川崎市の成人学級の「植物画」に応募しました。その時の担当が小林英成先生でした。小さい頃の図工の時間以来の絵の勉強でした。
家庭の事情で休むことが多かったのですが、1995年より細々と続けています。日本植物画倶楽部の会員になって2回目に出品したホオノキが2007年の冊子の表紙に選ばれました。
2010年6月、ひょんなことから私の絵が30点ほど信州の佐久総合病院のロビーに展示されました。