シナマンサク © Yamamoto, Kiyomi 【シナマンサク © Yamamoto, Kiyomi】
日本植物画倶楽部会員は、植物画を描き又は鑑賞することを通じて自然に親しみ、自然を慈しむ心を涵養することを理念とします。

新着情報

『日本の固有植物図譜』が発刊しました

2020年12月25日、『日本の固有植物図譜』が企画スタートから12年かけてついに発刊の運びとなりました。総ページ数562ページ、掲載植物図274点に及ぶ素晴らしい図譜です。刊行予定から2年も遅れてしまい担当者として申し訳ない限りですが、こうして発刊までたどり着くことができました。これは倶楽部員全員の熱い気持ちの結集であると思います。図譜担当として心から御礼申し上げます。

      2020年12月25日 図譜担当 小林英成

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ミニギャラリー

【日野彰子:キバナシュクシャ(果期)( ショウガ科) Hedychium gardnerianum】
キバナシュクシャ(果期)( ショウガ科) Hedychium gardnerianum

(透明水彩 41.5×28.5cm)
2024年7月15日更新

作者 プロフィール

日野 彰子 Hino, Ayako (奈良県)

幼い頃は野山を駆けまわりどんぐり、熟した実や葉。化石や水晶も集めたりする小さな冒険家でした。葉の化石も持っていた。
大人になってからは植物好きの母の影響で園芸が日課でした。

植物画を始めたきっかけは膝を悪くし歩行困難の折、友人のボタニカルアーティストに植物を描くよう勧められたからです。
植物画は見るものだと思っていましたが、取り組むうちに植物の静かなる努力や戦略を知り、その奥深さに感動し引き込まれていきました。

足が悪くても不足を補う術。適応力。身につけていきなさいね。と教えられている。励まされている。
今は小西美恵子先生、教室の皆さんにも出会い教えと励みが加速した。感謝の日々です。

まだまだ入り口に立ったばかりで課題は沢山ある。少しでも長く続けられるよう足の筋トレをしながら学んでいくことが目下の目標です。
最大の目標は植物のみずみずしさ、個性、生命力を描けるようになることです。

国立科学博物館主催

第35回植物画コンクール(一般の部)

文部科学大臣賞受賞 作品名:ゲットウ

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【長谷川信子:御殿場桜(バラ科) Cerasus incisa × Cerasus sp.?】
御殿場桜(バラ科) Cerasus incisa × Cerasus sp.?

(透明水彩 56.5×44.0cm)
2024年7月15日更新

作者 プロフィール

長谷川 信子 Hasegawa, Nobuko (神奈川県)

私が植物と絵に出会ったのは9歳の時、たまたまご近所に住んでいらっしゃった高校の美術の先生が絵を教えてくださることになり、毎週日曜日、お天気が良い日に大きな画板を持って、自然豊かな野山に出かけては写生を楽しんでいました。とても良い経験で、たぶんこのことがボタニカルアートへとつながるきっかけだったと思います。

高校では選択教科で美術をとり、その時にいろいろな技法があることを知りました。
さらに主人の米国ボストンへの留学同行により、アメリカ中のいろいろな美術館をめぐることができたことで、ボタニカルアートを知ることになりました。素晴らしい植物画との出会いにより、いつかこのような植物画が自分でも描けたらいいなあという思いはありましたが、子育てで時間が過ぎてしまいました。

ようやく自分の時間が持てるようになり、幸運にも石川美枝子先生のご指導のもと、透明水彩で描く植物画を始めることができました。石川先生は、絵を描くことだけにとどまらず、植物画の歴史や時には顕微鏡を覗き植物と向き合い、植物の不思議を教えてくださっています。

今後は自分なりにもっと繊細な植物画が描けるように努力していきたいと思っております。

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