浜口栄子 Hamaguchi, Eiko

【浜口栄子:ビワ「長崎クイーン」(バラ科)Eriobotrya japonica cv.】
ビワ「長崎クイーン」(バラ科)Eriobotrya japonica cv.

近年、すっかり高級果物になってしまった長崎特産のビワ。懐かしい、ふるさとの味を思い出し、植木市で求めました。葉の裏面、若枝花序の中軸、柄、がくに褐色の綿毛が密生。晩秋~初冬に咲く花は芳香。品種「長崎クイーン」(透明水彩 38.7×28.8cm)

【浜口栄子:ムラサキバレンギク(キク科)Echinacea purpurea】
ムラサキバレンギク(キク科)Echinacea purpurea

宿根草。「メディカルハーブ」とも言われ、免疫力を高める植物として知られています。甘い香りがし、蝶(ツマグロヒョウモン、アゲハ等)やミツバチが飛び交い、暑い夏の庭に、美しい光景を見せてくれます。(透明水彩 38.8×28.6cm)

作者 プロフィール

浜口 栄子 Hamaguchi, Eiko(福岡県)

‘ルドゥーテ’の花の絵に感動し、大好きな薔薇を描きたくて1996年NHKボタニカルアート教室に入門しました。単に植物を描いた水彩画だと思い受講しましたがしっかり観察し、忠実に、そして芸術的に美しく、——と。微密で根気良く何回も色を塗り重ねる、この大変な作業に何度もやめようと思いつつ、8ヶ月後に‘ローテ・ローゼ’が完成した頃には、すっかりボタニカルアートの魅力に取り憑かれてしまいました。

2005年「バラの花の絵と器のハーモニー」というテーマで陶芸家の姪と二人展を開きました。これを機に、植物への興味がますます膨らみ国内外の植物園巡り、里山歩きが増えました。植物に詳しい山ガールの友人、夫達が協力してくれました。

今は描きたい植物(バラ、椿、牡丹、固有種等)を少しづつ庭に植えていってますが、花が咲いても、中々手が追いつかず、のんびり屋の私なりに花を楽しみながら、ゆっくりといつまでも描き続けたいと思っています。現在、日本植物画倶楽部と福岡植物画会に所属し、犬島裕子先生に師事しております。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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