岸本美季 Kishimoto, Miki

【岸本美季:セイヨウミツバウツギ(ミツバウツギ科)Staphylea pinnata】
セイヨウミツバウツギ(ミツバウツギ科)Staphylea pinnata

山林によくみられるミツバウツギの果実は偏平で先のとがった軍配のような形をしていますが、セイヨウミツバウツギは、風船状のハンドバッグのような形。春に薄桃色に染まる可憐な白い花に遭遇した時は感動しました。この果実にこんな花が咲いているとは!ひとつの植物を1年を通じて観察する面白さをあらためて感じました。

【岸本美季:サンザシ(バラ科)Crataegus cuneata】
サンザシ(バラ科)Crataegus cuneata

中国原産の落葉低木。花は晩春に散房花序に枝先につく。花も果実も美しく3年越しになってしまったが描けて嬉しかった。果実の艶々した美しさを塗り残しで表現したかったが難しく白い花も濁ってしまい、未熟さを実感。

【岸本美季:アケボノアセビ (ツツジ科) Pieris japonica f. rosea】
アケボノアセビ (ツツジ科) Pieris japonica f. rosea

(透明水彩 50.0×33.0cm)
2022年2月1日更新

作者 プロフィール

岸本 美季 Kishimoto, Miki(兵庫県)

明石市在住。外国の映画やドラマの部屋にかけられている植物の絵に興味がありました。それが植物画と知り、小西美恵子先生の教室で学ぶことになります。
何事もおおざっぱな私には向いてないかも…と思いつつ、植物の自然の造形に魅せられ、それを形にする難しさ、いかに質感をだせるか、実物に近づけるか。日々変化する相手に悪戦苦闘です。
年に数回、子供たちに植物画を教える機会をあたえられ、一生懸命描く姿に初心に戻った気持ちになります。植物画を通していろんな人と出会え、出かける場所もふえました。納得のいく作品は まだまだ描けませんが、じっくりと取り組んでいきたいと思っています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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