森田美智子 Morita, Michiko
- ホウオウボク(マメ科)Delonix regia
-
学名:Delonix regia 英名:royal poinciana
マダガスカル原産の落葉高木。枝は傘状に広がり、羽根状の葉が風に揺らいで強い日差しから木陰を作ってくれます。初夏から咲き始める5弁の花は朱色ー橙色ー黄色のグラデーションで濃い緑葉に燃え広がる炎のようです。
先の大戦で焦土と化した沖縄の緑化に尽力した人々のおかげで今では大木となり、街路樹としていたるところで観られます。
- マイソルヤハズカズラ(キツネノマゴ科)Thunbergia mysorensis
-
つる植物なら狭い庭でもと植えたところ、3年目には花穂が多数垂れ下がってきた。おい繁る葉は緑の屋根となり木陰をつくる。花期も長いので描くには困らないが、全体の構図に苦労して2年がかりとなった。
(透明水彩 68.0×48.0cm)
- サンタンカ (アカネ科) Ixora chinensis
-
(透明水彩 40.0×30.0cm)
2022年2月15日更新
作者 プロフィール
森田 美智子 Morita, Michiko(沖縄県)
沖縄県生まれ。看護学生時代は東京で過ごす。卒業後は県内の病院で定年まで勤務。新聞広告の花の絵に惹かれて園芸協会の通信講座の教材を取り寄せたが、画集をながめるだけで数年経過。
40代半ばに、ふとしたきっかけで周りの植物が気になり始め、描き続けて独学10余年。植田由喜子先生の沖縄展で日本植物画倶楽部の存在を初めて知りました。その後、植田先生の指導を受ける事になり現在に至っています。
南の島に住んでいるせいか、本土の山々に囲まれた自然へのあこがれが強いのですが、亜熱帯の植物を描くのが私に与えられたテーマかなと思うこの頃です。