志村みどり Shimura, Midori

【志村みどり:オニゲシ(ケシ科)Papaver orientale】
オニゲシ(ケシ科)Papaver orientale

草丈は1m近くあり、掌程の大きな朱色の花は遠くからでも目立ち抜群の存在感がある。花弁はシワシワで愛嬌がある。知人から戴いて7年経ち立派に育ったが、ゴボウ根だったので掘るのが大変だったのを思い出す。(透明水彩 45.8×33.0cm)

【志村みどり:ヒスイカズラ(マメ科) Strongylodon macrobotrys】
ヒスイカズラ(マメ科) Strongylodon macrobotrys

絶滅危惧種。翡翠色の大きな房は神秘的であった。4月、開花中の北海道医療大学附属薬用植物園に幾度か足を運び描き上げた。(透明水彩 52.0×36.5cm)

【志村みどり:サクララン (キョウチクトウ科) Hoya carnosa】
サクララン (キョウチクトウ科) Hoya carnosa

(透明水彩 51.5×36.0cm)
2022年3月1日更新

作者 プロフィール

志村 みどり Shimura, Midori (北海道)

2000年、子供の小学校入学を機に植物画を始めました。描いてる間も刻々と変化する植物に面食らい戸惑いながらも描き続けたその先には興味が尽きない植物の不思議がありました。題材を求めて野山に入るのですが、様々な植物が豊かな自然を作り生物の息づかいや森の匂い、草木のざわめきが融和して、身体に感じる空気が違います。クマに怯えながら手にいれた1本を前に机に向かいます。今だ変化する姿に翻弄されながら「植物のその先に山の景色が広がるように」と思いを込めて描いています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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