志村稔子 Shimura, Toshiko

【志村稔子:ツバキ類(ツバキ科)Camellia】
ツバキ類(ツバキ科)Camellia

時期になると、次々咲き出します。多少のずれはあるものの一度に何種類も咲くので、花の色合いのちがうものをと思って描きました。名札がなくなって名前の分からないのもあるのが残念です。(透明水彩 22.3×31.8cm)

【志村稔子:アジサイ(ウインドミル ピンク、‘八丈千鳥’、‘石化八重’)(アジサイ科) Hortensia Windmill Pink, H.Hachijo-chidori’,H.Sekka-yae’ 】
アジサイ(ウインドミル ピンク、‘八丈千鳥’、‘石化八重’)(アジサイ科) Hortensia Windmill Pink, H.Hachijo-chidori’,H.Sekka-yae’

6-7月は我が家の庭は、アジサイ屋敷になった様だ。数十年経っている樹は、花も大きく、画面に収まる姿の良い花を捜すのは大変。(透明水彩・鉛筆 34.7×27.0cm)

【志村稔子:ユリ (八重咲品種)(ユリ科)Lilium (Oriental Group) cv.】
ユリ (八重咲品種)(ユリ科)Lilium (Oriental Group) cv.

(透明水彩 35.8×26.2cm)
2021年3月1日更新

作者 プロフィール

志村 稔子 Shimura, Toshiko (神奈川県)

もの心ついた時には絵が大好きで毎日描いていました。ほとんど動物か人物だったと思います。中学生くらいからは、日本髪の女性ばかりでした。ただ着物の柄は花をかなり細かく描いていたように思います。授業で細部まで描くように指示されて杉と紫陽花を描いた記憶がありますが、植物画という感覚はありません。ただし植物は大好きで現在の我が敷地内は、友人に言わせるとジャングル常態。種類と本数は売るほどあるのが自慢です。

五才位の頃は小石で囲った自分だけの植物園を作り、ただ植えるだけでなく育てて大切にしました。そんな私が大好きな植物を育ててるだけでなく『植物画』描くことになったのは眼科と眼鏡店を掛け持ちで勤務していた頃、患者さんから自宅の庭で育てたという両手で抱えきれない程の花菖蒲をいただいたとき、あまりの美しさに枯れぬうちに描き残しておこうと思ったことでした。今まで見たこともない花の姿を夢中で描き色鉛筆で彩色したのが自分の中ではまってしまったのです。人物画は完全にそこでストップし、これ以降は植物を描く事しかありません。植物画とは言えない程度でしたが今では欠く事のできない私の一部となりました。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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