伊東安希子 Ito, Akiko

【伊東安希子:ナタマメ(マメ科)Canavalia gladiata】
ナタマメ(マメ科)Canavalia gladiata

ナタ豆の莢をもらいました。その形・大きさがおもしろかったので、畑に蒔いてもらいました。種が赤、花がピンクの赤ナタ豆と、種も花も白い白ナタ豆がありました。種も葉も花も大きな豆です。

花が咲いた時、花柄はまっすぐなのに、莢が大きくなるにつれ、ねじれて来ました。その絡み具合もおもしろかったが、それを表現するのは難しかったです。

【伊東安希子:ゼンマイ(ゼンマイ科)Osmunda japonica】
ゼンマイ(ゼンマイ科)Osmunda japonica

何のシダか調べないで鉢植にしていました。春、緑のツブツブ状の葉が出てきました。奇形かな?と思っていたら、ゼンマイの胞子葉でした。胞子葉は栄養葉より先に出て、一ヶ月もしないで枯れてしまいました。(アクリル 46.0×31.0cm)

【伊東安希子:ユウスゲ (ワスレグサ科) Hemerocallis citrina var. vespertina】
ユウスゲ (ワスレグサ科) Hemerocallis citrina var. vespertina

(アクリル 39.2×27.0cm)
2020年11月1日更新

作者 プロフィール

伊東 安希子 Ito,Akiko(大阪府)

ボタニカルアートの美しさに感動し、小西美恵子先生の門を叩いてから早いもので15年になりました。野山から植物をもらってきて描いていると、見知らぬ虫が飛んでいたり、這っていたこともあり…と、楽しい出会いの連続です。

絵が進むにつれて、「あれ?おかしいな」と思う箇所が出てきます。その時は再度、野山に向います。観察力・デッサン力の大切さを痛感するときです。描く事によって植物達の幾何学的な美しさ、巧みさ、強さを学びました。

まだまだ未熟で作品数は少ないですが、それぞれの植物達が持っている雰囲気を伝えられるような絵を描きたいと思っています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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