堅木洋子 Katagi, Yoko

【堅木洋子:ミツバアケビ(アケビ科)Akebia trifoliata】
ミツバアケビ(アケビ科)Akebia trifoliata

ミツバアケビの美しい紫色の果実を見て苗を購入しましたが、何年経っても結実しません。
二年前に知人宅の五葉アケビの雄花を頂き、受粉させた所、大豊作で感激しました。
紫色の背中も割れた実もと欲張り、今春は花も描き加えました。
花色が濃いので雄花が開葯すると花粉の白い筋が見え、雌雄共に花弁は無く外側にあるのは、ガク片です。
果肉は甘く外皮は苦みがあるので油料理等に、ツルでカゴを編んだりと用途はいろいろです。

【堅木洋子:ブドウ ‘シャインマスカット’ (ブドウ科)Vitis‘Shine Muscat’ 】
ブドウ ‘シャインマスカット’ (ブドウ科)Vitis‘Shine Muscat’

大粒美味で種無し、可食の果皮、と近年栽培面積が増えている人気品種。画面から栽培過程がわかる様描きました。蕾が千粒以上あっても最終的には40粒前後、間断なく伸びる枝先の管理等、作業は収穫前まで続きます。(透明水彩・鉛筆 50.0×32.5cm)

【堅木洋子:ツバキ ‘久米紅’( ツバキ科) Camellia ‘Kumekurenai’ 】
ツバキ ‘久米紅’( ツバキ科) Camellia ‘Kumekurenai’

沖縄県久米島博物館に咲いていた品種で、昔、交易先の中国から島に伝来したという。細部は撮影画像を参考にして描いた。
(透明水彩 23.8×21.3cm )
2022年11月15日更新

作者 プロフィール

堅木  洋子(埼玉県)

1998年末、市内のNHK文化センターで開講される植物画教室の生徒募集を機に習い始めました。
絵筆を持つのは中学校の美術の授業以来でした。
元々、花好きの私、植物を観察しながら描くと新しい発見があり楽しく、奥深い世界に出会いました。
父が果樹園を営んでいたので、巨峰を始め、種々の果物が身近にあり、花が咲いたら実が成る、まさに結果、この事を一枚の画面に描きたいと思いました。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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