木崎奈緒美 Kizaki, Naomi

【木崎奈緒美:バラ(ピエール ドゥ ロンサール) (バラ科)Rosa‘ MEIviolin’ (Pierre de Ronsard)】
バラ(ピエール ドゥ ロンサール) (バラ科)Rosa‘ MEIviolin’ (Pierre de Ronsard)

1985年より前にフランスで作りだされたつるバラ。
花色は中心が淡桃色で外側は白い。
葉は大きく厚く光沢がある感じを表現したかった。
普通クオーターロゼット形に咲くが、この個体はやや小さく花弁数が少ないと思われる。

【木崎奈緒美:ジギタリス(オオバコ科)Digitalis purpurea】
ジギタリス(オオバコ科)Digitalis purpurea

別名キツネノテブクロ。個性的な花の形に惹かれて苗を購入。コンパクトで勢いのある草姿に育ったのでそのまま縦長構図で描いてみた。総状花序の様子やビロードの様なうぶ毛のある葉の質感を表現したいと思った。
(透明水彩 55.5×35.5cm)

【木崎奈緒美:アカントゥス モリス (キツネノマゴ科) Acanthus mollis】
アカントゥス モリス (キツネノマゴ科) Acanthus mollis

(透明水彩 38.9×26.9cm)
2022年3月15日更新

作者 プロフィール

木崎 奈緒美 Kizaki, Naomi(長野県)

1957年 長野県生まれ
私が植物画と出会ったのは小学2年のときに買ってもらった「花と虫」というポケット図鑑でした。
そこに描かれていた草花に魅かれてボロボロになるまで見ながら身近な植物に親しみました。
高校生のときにデッサンと水彩を学び、東京藝術大学では日本画を専攻しました。
しばらくは日本画の公募展に出品していましたが結婚出産で中断。
子育てをしながら園芸を楽しんだり、花の写生を細々としておりました。

そして平成12年から、旧知の佐々木啓子さんのご厚意で「花に親しむ会」の勉強会に参加しています。
現在は教室で指導をしながら、自宅で育てている原種ランを中心に、庭の花や近くの山で見つけた植物を描いています。
正確にわかりやすく描くことはもちろんですが、私はその植物の持つ印象を大事にして、存在感のある表現をしたいと思っています。
植物が自然の中でひっそりと、また、たくましく生きている姿をその空気感ごと描けたらいいなぁと思いながら試行錯誤で続けております。

平成24年に日本植物画倶楽部に入会させていただきました。
たくさんの方々と出会い、様々なことを教えていただける機会に感謝しています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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