長坂みどり Nagasaka, Midori

【長坂みどり:ジャーマンアイリス(アヤメ科)Iris hybrid】
ジャーマンアイリス(アヤメ科)Iris hybrid

十年程前に購入した濃紺と薄紫の球根が、所狭しと増え、今春も見事に咲きました。花の咲く順番の規則性が興味深く、二番花をメインに、咲き終わって萎んだ一番花と三番目に咲く蕾を描きました。(透明水彩 47.9×32.7cm)

【長坂みどり:クレマチス(キンポウゲ科)Clematis cv.】
クレマチス(キンポウゲ科)Clematis cv.

クレマチスはよく見かける花だが、この大輪の花をつくづく眺めていると、その花の色に深く引き込まれ描かずにはいられなかった。茎は鉄線のように細く強い。花と茎の質感と魅力を表すように努めた。(透明水彩 49.4×34.0cm)

【長坂みどり:ボタン(栽培品種)(ボタン科) Paeonia suffruticosa cv.】
ボタン(栽培品種)(ボタン科) Paeonia suffruticosa cv.

(透明水彩 48.5×36.5cm)
2021年6月1日更新

作者 プロフィール

長坂 みどり Nagasaka, Midori (京都府)

植物画を始めたのは定年退職してからで、偶々あるところで飾られていた1枚の植物画の、風が吹き抜けるような清々しさに感動したのがきっかけです。

ネットで見つけた小西美恵子先生の作品に憧れてご指導を受け始めて6年が経ちました。花が目の前にあって気持ちは写せても、現実の作品に反映することはできません。6年経った今も描くのが楽しくて描きたくてたまりませんが、だんだんわかってくるほどに時間がかかるようになり、悩むことも増えてきました。

私は絵心が全くなかったので、絵に光や影、質感が描写されているのが不思議で神業としか思えませんでしたが、今やっとほんの少しわかり始めてきたような気がします。まだ、いただいた画題で基礎を学んでいる段階で、作品を作る意図をもって描けてはいません。

これからじっくり自分がどのような植物画を描いていきたいか、探していきたいと思っています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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