西岡美和子 Nishioka, Miwako

【西岡美和子:ムベ(アケビ科)Stauntonia hexaphylla】
ムベ(アケビ科)Stauntonia hexaphylla

毎年、眺めていただけのムベの花についに挑戦。花が主役のはずがやはり実には勝てず。季節に差がある花と実を一緒に描く難しさ。それぞれの枝振り探しとスケッチに時間がかかり、さらにそれを構成する作業に悪戦苦闘。(透明水彩 48.3×36.3cm)

【西岡美和子:トウモロコシ(イネ科) Zea mays】
トウモロコシ(イネ科) Zea mays

トウモロコシのヒゲは何?面倒な作業になると思いつつも興味が湧き制作へ。調べるとその営みは感動的。ヒゲは子房(果実になる)から伸びた花柱でめしべの一部。粒(果実)とヒゲは同数。粒を数えてみた。約640個! (透明水彩・色鉛筆 53.0×40.0cm)

【西岡美和子:クレマチス アルマンディイ (キンポウゲ科) Clematis armandii】
クレマチス アルマンディイ (キンポウゲ科) Clematis armandii

(透明水彩・白ぺン・黒ボード・色鉛筆・白チャコペーパー 45.3×37.7cm)
2021年5月15日更新

作者 プロフィール

西岡 美和子 Nishioka, Miwako(東京都)

姉の買った「図案辞典」の花のページを目的もなく、何故かひたすらトレースして満足していた小学生の頃。今、思えば私の絵との関わりはここから?

風景画を学校の玄関に張り出され、秘かにドヤ顔の中学時代。忌野清志郎さんの歌った「♪僕の好きな先生・・・」、その先生の美術を選択し、色々な課題に取り組む。当時はレタリングに夢中。大学の終わり頃、叔父から勧められた「南画」の教室に入会、そこで主に植物(花)を中心に水墨によるやわらかな描線の描き方を学ぶ。

その後、絵とふれあうことはほとんどなかったが、市の広報誌の「『植物画入門講座』生徒募集」の記事を偶然目にして絵への興味が再燃。何の迷いもなく応募。しかし、実は「植物画」とは何ぞや?わからぬままの受講からいつの間にか虜に。私の性格との相性がピッタリだったようだ。

1994年その講座以来、ずっと私の人生の色々な場面にいつも植物画があり、慰めてもらったり、やる気を与えてもらったり。
植物画との出会いに感謝。たくさんの人とのご縁に感謝。これからも細く、長いお付き合いを

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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