野田ゆき子 Noda, Yukiko

【野田ゆき子:富有柿(カキノキ科)Diospyros kaki ‘Fuyu’】
富有柿(カキノキ科)Diospyros kaki ‘Fuyu’

子供の頃、食べた懐かしい富有柿を描きました。表面の白い粉のような表現に悪戦苦闘しました。再挑戦したいと強く思います。

【野田ゆき子:クロガキ(カキノキ科)Diospyros kaki ‘Kurogaki’】
クロガキ(カキノキ科)Diospyros kaki ‘Kurogaki’

苗を大きなポットに植えて2年目に沢山の花が付き実は10個程熟しました。若い実は緑色ですが、9月下旬には段々に黒くなりました。甘柿ですがあまり美味しくありません。又成長した木は、建材などにも使われるようです。
(透明水彩 38.0×31.4cm)

【野田ゆき子:アーモンド( バラ科) Amygdalus communis 】
アーモンド( バラ科) Amygdalus communis

阪神・淡路大震災の復興を願いアーモンドが植えられている。東日本大震災の時、復興を願い夢中で描いた。
(透明水彩・鉛筆 36.5×27.0cm)
2022年12月15日更新

作者 プロフィール

野田 ゆき子 Noda, Yukiko(滋賀県)

1945年 滋賀県生まれです。初めて植物画に出会ったのは16年前に神奈川県に住んでいた頃、松原巌樹先生が教えられている市民講座でした。その後、岡山県に引越し、そこで西本眞理子先生の指導を長く受けました。

夫の定年を機に、私の故郷の滋賀県に戻ってきました。私は農村で育ちました。そのためか、幼い頃に食べた木の実や野草、そして遊び道具になった木の葉や草花に心魅かれ、描いているとその頃の情景が次々と蘇ってきます。 幼い頃に触れた植物が、今の私の心を静かに満たしてくれます。

最近、近くの公民館で植物画サークルを始めました。一人で描いているよりも、はるかに楽しい時間になりました。まだ少ない人数ですが、将来、この地域の貴重な植物を一緒に描きたいと思っています。

また、2011年には東京の練馬区立牧野記念庭園記念館で「牧野記念庭園ゆかりの植物」 の植物画展が開催され、4年前に描いた「センダン」が展示されることになり、大変嬉しく思っております。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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