曽我恵子 Soga, Keiko

2015年11月15日

【曽我恵子:ツバキ(栽培品種;果実)(ツバキ科)Camellia japonica cv.】

ツバキ(栽培品種;果実)(ツバキ科)Camellia japonica cv.

椿といえば、花を愛でるもの。
ユキツバキ、ヤブツバキの原種から、数多くの華麗な園芸品種が作出されて人々を楽しませているし、絵画のほうは、これまた、多くの画家の名品が揃っています。

そこで、あえて、果実を描いてみました。赤く色づいた果皮は革質で、分厚く硬い。熟すとぱっくり裂けて中の黒い種子がみえる。その色の対比が美しいと思いました。
この絵を描いた頃は、ツバキやサザンカの実が面白くて何枚も写生しています。

植物を見つめながら写生していると、見えなかったものが見えてくる瞬間があって、
それが写生の醍醐味でもあり、植物画を描くための大切なことと感じています。

【曽我恵子:ツバキ‘吹雪白玉’ (ツバキ科)Camellia japonica ‘Fubuki-shiratama’】

ツバキ‘吹雪白玉’ (ツバキ科)Camellia japonica ‘Fubuki-shiratama’

雄しべの形に注目して描いた3作目。ツバキはつけ根の部分で合着している単体雄蕊である。分類の基礎はオシベとメシベにあるとリンネは思ったそうだ。植物の各パーツには面白くかつ美しい形が潜んでいる。(透明水彩 55.5×37.0cm)

作者 プロフィール

曽我恵子 Soga, Keiko(東京都) 

1951年、東京生まれ。
大学で日本美術史を学んだ後、日本画専門の美術館で8年働きました。
その後、退職して専業主婦というお決まりのコースで、地域のボランティアやら、コーラスやら、パッチワークやらという生活。子育てにはかなり苦労しつつ(植物でさえ育てるのは難しい)、市の広報で植物画講座を目にして受講、だらだらと、不真面目に続けてきました。
ところが、子供たちも成長し、娘は染織、息子は陶芸の道へ進み、話の分かる大人になって、私も俄然、真面目に取り組むことにいたしました。
自分が面白いと思ったところを、観る人に伝えられるよう、植物との対話を十分にして、作品を作り上げていきたいと思います。

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