【高梨善江:タラノキ( ウコギ科)Aralia elata】

タラノキ( ウコギ科)Aralia elata

春の山菜の香りをと、御近所さんからお裾分けでいただいたタラノメ。鋭いトゲのある幹と、その先の頂芽に植物の持つ逞しさを感じて描いてみました。
透明水彩・鉛筆 (35.4×26.7cm)

作者 プロフィール

高梨善江 Takanashi, Yoshie (神奈川県)

私は幼い頃を南伊豆で育ちました。富士山の爆発で溶岩が流れ出してできたと言われる伊豆半島は、そのほとんどの土地が海岸から山がそそり立つ地形で、海に向かって段々畑が多く広々とした平野の少ない所でした。幼い頃春になるとその段々畑は一面のレンゲ草と菜の花が咲き、鶯が鳴き始める頃には天城の山は全山、ヤマザクラで彩られるのです。
やがて里には花菖蒲や藤の花、あじさいが咲き始め、豊かに湧き出る温泉の湯けむりの向こうに咲き乱れる花々、それは言葉では言い表わすことのできない美しさでした。私が花に興味を持ち始めた原点が幼い頃過ごしたこの南伊豆の段々畑にあるように思います。横浜に住むようになり、植物画家高橋京子先生の絵に初めてお目にかかり、今そこに咲いていたかのように描く植物の絵に魅せられました。以来ボタニカルアートの世界にすっぽりはまってしまいました。
地球温暖化の影響か植物が大きな影響を受けているとのニュースを耳に致します。これからはそのような草花の姿を画用紙に描き、植物の持つ逞しさ、力強さなど花を通して伝えることができたなら素晴らしいことと考えております。

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