谷本弘次 Tanimoto, Kohji

【谷本弘次:トケイソウ (トケイソウ科)Passiflora caerulea】
トケイソウ (トケイソウ科)Passiflora caerulea

トケイソウの花は、色は綺麗で形も装飾的で美しいが開花は短く僅か一日で萎んでしまう。
蕾から開花、萎んだ翌日の形、その一週間後の形、実までの過程を、6本の蔓で動画風に構成し描いてみました。

【谷本弘次:ノブドウ( ブドウ科)Ampelopsis glandulosa var.heterophylla】
ノブドウ( ブドウ科)Ampelopsis glandulosa var.heterophylla

広島県自宅近くの山辺の散歩道に自生しているノブドウ(実は虫の幼虫がおり食べられない)。色とりどりの宝石のような実に魅せられ描きました。初夏に淡緑色の可憐な五弁の花をつけます。
(透明水彩 39.3×29.0cm)

【谷本弘次:バラ ピエール ドゥ ロンサール® (バラ科) Rosa ‘MEIviolin’ (Pierre de Ronsard®)】
バラ ピエール ドゥ ロンサール® (バラ科) Rosa ‘MEIviolin’ (Pierre de Ronsard®)

(透明水彩 47.3×30.0cm)
2021年9月1日更新

作者 プロフィール

谷本 弘次 Tanimoto, Kohji(広島県)

1940年大阪生まれの福山育ち。
子供の頃から絵が好きで、将来は図画の先生にとの願いは親の反対であえなく頓挫。
芸術とは対極の銀行員となる。
しかし、いつの日か美大への夢は持ち続け、定年直前に家族の同意を得て退職。
念願の美大(倉敷芸術科学大学油画専攻)に社会人第1期生として入学。
年齢差40の同期生と学んだ4年間は、人生まさに至福の刻といえるものでした。

ボタニカルとの出会いは、ゼミの田村鎮男教授の恩師でもあり、私の好きな画家の小磯良平記念美術館での画伯の薬用植物画作品です。
私は「自然と共生」をテーマに描いており、油画の風景画と水彩画の植物画は、このテーマにぴったりと思っています。
人間は自然の恵みによって生かされ、特に植物は何者にも媚びず毅然と生きている様には感動を覚えます。
ボタニカルに絵画性を入れて、その植物が持つ生命感が表現できたら・という目標に向け、日々精進を重ねております。

2年に1度、個展と主催するボタニカル教室展を開催しております。
絵を通じて多くの出会い、そして庭で描く花を育ててくれる家内に感謝しつつ、毎日を大切にして過ごして生きたいと思っています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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