山田栄利子 Yamada, Eriko

【山田栄利子:ズッキーニ(ウリ科)Cucurbita pepo】
ズッキーニ(ウリ科)Cucurbita pepo

夏の朝、麦わら帽子をかぶりズッキーニ畑に通って描きました。10 時頃には、しぼみ始める花は、雌雄異花のため、昆虫や人が花粉を受粉させます。毛の生えている長い柄のある葉は、羽状で大きく紙面に入る若い葉を描きました。畑のオーナーからいただいた苗を育て、バターソテーやサラダにしていただきました。真夏の太陽の下で汗びっしょりになりながら描いたことを、画を見る度に懐かしく思い出します。

【山田栄利子:スッキィサ プラテンシス (マツムシソウモドキ)(スイカズラ科) Succisa pratensis】
スッキィサ プラテンシス (マツムシソウモドキ)(スイカズラ科) Succisa pratensis

(透明水彩 31.5×23.0cm)
2022年5月1日更新

作者 プロフィール

山田 栄利子 Yamada, Eriko(愛知県)

愛知県名古屋市生まれ
こどもの頃から植物が大好きで、1988年に植物画を始めて22年になります。

夫の転勤で2年間東京に暮らし、故 佐藤廣喜先生の教室で学びました。
佐藤先生の紹介で出会った同倶楽部会員の源城素子さんと、友人の服部早苗さん、東海林富子さんとともに、1991年「ボタニカルアートはなびら」を設立しました。
会では、毎年3回展示会と東山植物園、名城公園フラワープラザにて名古屋市の植物画入門講座を担当させていただいています。

2人の出産、子育てで活動を休止したこともありましたが、植物画を通じて出会った方々に励ましていただいたおかげで、現在まで続けることができました。

生きている植物を描くため、苦労はありますが、植物を見つめ、向き合うことで、心が癒され、力をあたえられている気がします。

1996年 第12回国立科学博物館植物画コンクール 科学博物館長賞
2002年 名古屋国際蘭展 工芸部門 特別賞
2004年 英国王立園芸協会 ロンドンフラワーショウ シルバーギルト賞
著書   小さな花と実を描く「はじめての植物画」 

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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