山田ひさ子 Yamada, Hisako

【山田ひさ子:スイカズラ(スイカズラ科) Lonicera japonica 】
スイカズラ(スイカズラ科) Lonicera japonica 

夫のU ターンで出雲に暮らしはじめてすぐにピンクのスイカズラに出会いました。道沿いの薮や崖、田畑のまわりなどでピンクの花が良い香りを漂わせながら咲いています。それまで暮らしていた、東海や近畿では白い花しか見たことがなかったので、白いものだと思いこんでいた私は、大発見をしたようにうれしくて、ワクワクしました。株によって濃淡があり、一番濃い色の一枝を描いたのがこれです。

【山田ひさ子:トキワイカリソウ(メギ科) Epimedium sempervirens】
トキワイカリソウ(メギ科) Epimedium sempervirens

地域に自生している。道端のものは減少するが自宅の山林には白、ピンク、濃ピンクの三種が混在しており、こぼれ種で増え斜面を彩る。(透明水彩 38.0×28.0cm)

【山田ひさ子:コナラ (ブナ科) Quercus serrata var. serrata】
コナラ (ブナ科) Quercus serrata var. serrata

(透明水彩 38.7×28.9cm)
2021年9月15日更新

作者 プロフィール

山田 ひさ子 Yamada, Hisako(島根県)

東京生まれ大阪育ち、結婚後転勤で各地を転々とし、岐阜で植物画の師と出会いました。植物学をやっていた長兄の「牧野日本植物図鑑」の巻頭の植物画の美しさに感動したのは十歳位のことでした。大人になっても植物好きは変わらず、所属していた植物同好会の中に植物学に堪能な植物画の先生の存在を知ったのは50歳近くになっていました。

「理想の師をやっと見っけ」と、直ちに押しかけ弟子になり、以来どっぷりはまっています。主人と島根の山の中で小屋を建て2003年に暮らし始めました。都会育ちの私には周囲の自然は宝物。個展をきっかけに植物画の仲間もでき、理想の暮らしをしています。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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