吉田晴子 Yoshida, Haruko

【吉田晴子:ビワ(バラ科)Eriobotrya japonica】
ビワ(バラ科)Eriobotrya japonica

何年前でしょうか、幼い児らは、食べたビワの種を播きました。いつの間にか芽吹いた実生の木は、小さな実を結ぶようになりました。初参加のこの作品は、実のたくさんついた昨夏、昔を思いつつ描いたものです。

【吉田晴子:カワラナデシコ(ナデシコ科)Dianthus superbus var. longicalycinus】
カワラナデシコ(ナデシコ科)Dianthus superbus var. longicalycinus

風情があって好きな花だが毎年蕾の時から虫害にあう。でも今年は花期が早かった為かそろって咲き、やっと描くことができた。(透明水彩 34.0×23.0cm )

【吉田晴子:ミツバアケビ (アケビ科) Akebia trifoliata】
ミツバアケビ (アケビ科) Akebia trifoliata

(透明水彩 40.0×29.5cm)
2021年5月1日更新

作者 プロフィール

吉田 晴子 Yoshida, Haruko(神奈川県)

私が生まれ育ったのは青森県八戸市。絵を描く事もお花も好きな子供でした。植物好きの父に連れられ、よく行った種差海岸は高山植物も見られるところ。子供心にいろいろな花が咲き乱れている場所として、思い出に残っています。

学生時代は油絵を専攻していましたが、子育てで中断。お花が好きなので、華道だけは続けていました。長く華道に携わっている中で、植物の知識の少なさを痛感。市のシルバー向け講座で植物学を受講しました。そこで植物学の一分野としての植物画を知りました。そのときの講師の鮮明で美しい作品に憧れて習い始めたのが2008年。その時から植物の奥深い美しさにひかれ表現の難しさに悩み続けています。

私はあでやかな温室育ちの花よりも、ひっそりと野に咲く花に興味をもっています。観察も表現もまだまだ未熟ですが、いつの日か 風そよぐ自然の息吹を感じられる作品を描くことができたら、、、それが願いです。

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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