吉利令子 Yoshitoshi, Reiko

【吉利令子:サルトリイバラ (シオデ科) Smilax china】
サルトリイバラ (シオデ科) Smilax china

自宅に近い里山のウォーキングで赤い実に出会いました。まるで見つけるのを待ってくれていたようです。
実が色づく頃にはルリタテハの食害で完全な葉は数少ないです。
春、夏、花や青い実を探してまた歩きました。

【吉利令子:タマネギ(ネギ科)Allium cepa cv.】
タマネギ(ネギ科)Allium cepa cv.

友人からアカタマネギをいただき、その美しさに魅せられた。描き終えて植えておくと、ぐんぐんネギ坊主(花茎)が伸びそのたくましさにまた感動。結実はしなかったがタマネギの一生を見せてもらった。
(透明水彩 38.0×26.0cm )

【吉利令子:ハラン(キジカクシ科) Aspidistra elatior】
ハラン(キジカクシ科) Aspidistra elatior

(透明水彩・紙 37.6×25.8cm)
2023年9月1日更新

作者 プロフィール

吉利 令子 Yoshitoshi, Reiko (愛知県)

学生時代、喫茶店に飾られていて素敵だと眺めていた絵がルドゥーテの絵だったこと。佐藤達夫さんの画集も手元にあり、ボタニカルアートという言葉も知らない頃から心惹かれるものがありました。退職後やっと自由な時間が手に入り、近くの文化センターでボタニカルアートの講座があることを知り、手ほどきを受けました。

アートとしての表現方法は様々ありますが、ボタニカルアートの基本的にバックを用紙の白で残すその潔さに魅力を感じています。銅版画、木版画にも取り組んだ経歴がありますが、紙と絵具と筆で描けることはシンプルで魅力的です。

知れば知るほど奥深い植物の世界です。それぞれの植物の個性を魅力的に引き出しながら自分らしい表現を目指したいと考えています。
2009年から名古屋のボタニカルアートはなびらで勉強させていただいています。

国立科学博物館植物画コンクール 佳作 準佳作

*科名、学名は作品掲載当時の図録に基づき表記しております。
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