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当会の理念

日本植物画倶楽部会員は、植物画を描き又は鑑賞することを通じて自然に親しみ、自然を慈しむ心を涵養することを理念とします。…

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ミニギャラリー

【イラスト:ツバキ(C)Soga, Keiko】

ツバキ(栽培品種;果実)(ツバキ科)Camellia japonica cv.

椿といえば、花を愛でるもの。
ユキツバキ、ヤブツバキの原種から、数多くの華麗な園芸品種が作出されて人々を楽しませているし、
絵画のほうは、これまた、多くの画家の名品が揃っています。
そこで、あえて、果実を描いてみました。赤く色づいた果皮は革質で、分厚く硬い。
熟すとぱっくり裂けて中の黒い種子がみえる。その色の対比が美しいと思いました。
この絵を描いた頃は、ツバキやサザンカの実が面白くて何枚も写生しています。
植物を見つめながら写生していると、見えなかったものが見えてくる瞬間があって、
それが写生の醍醐味でもあり、植物画を描くための大切なことと感じています。

作者 プロフィール

曽我恵子 Soga, Keiko(東京都) 
1951年、東京生まれ。
大学で日本美術史を学んだ後、日本画専門の美術館で8年働きました。
その後、退職して専業主婦というお決まりのコースで、地域のボランティアやら、コーラスやら、
パッチワークやらという生活。子育てにはかなり苦労しつつ(植物でさえ育てるのは難しい)、
市の広報で植物画講座を目にして受講、だらだらと、不真面目に続けてきました。
ところが、子供たちも成長し、娘は染織、息子は陶芸の道へ進み、話の分かる大人になって、
私も俄然、真面目に取り組むことにいたしました。
自分が面白いと思ったところを、観る人に伝えられるよう、植物との対話を十分にして、
作品を作り上げていきたいと思います。

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【イラスト:アオキ(C)Fukushima, Naoko】

アオキ(斑入品は栽培品種)(ガリア科)Aucuba japonica

12年前、自宅を新築しようと探し求めた土地には森のように樹木が生い茂っていた。
なかでもアオキは至る所にあった。庭作りはそのアオキを伐採することから始まった。
どこにもある平凡なありふれたアオキだが、雌雄異株で、18世紀後半イギリスに斑入りのアオキが
日本から輸入されたものの、赤い実をつけなかった。
江戸時代末期1861年に来日したプラントハンターのロバート・フォーチュンの主な目的はアオキの
雄木をイギリスへ持ち帰ることだった。
冬でも美しい青い葉とその美しい赤い実はイギリス人にとって欠かせない冬の庭を彩る木になった。
属名アウクバは日本語のアオキバのラテン語化したものということだ。

作者 プロフィール

福島南緒子 Fukushima, Naoko(千葉県)
東京都生まれ。現在千葉県市川市在住。
20代の終わりから30代にかけてベルギーに滞在していたことが縁になって、ベルギー政府観光局の
日本支局開設、2007年8月に定年退職するまでその支局長を33年間務めました。
同年秋に旅に出ました。行き先はパリ郊外マルメゾンにあるマルメゾン城です。
ナポレオン皇妃ジョセフィーヌが暮らし、沢山のバラや珍しい植物を育てていたところです。
植物画家ピエール・ジョセフ・ルドゥーテはここで多くのバラの絵を描いたのです。
ベルギーを紹介する仕事の中で画家ルドゥーテを知り、彼の出身地サン・チュベールを訪ね、
2001年にはベルギーからルドゥーテの絵や資料を取り寄せ東京のベルギー大使館でルドゥーテ展を
企画・開催しました。 日本で初めての正式な展覧会でした。
これを契機に後にルドゥーテ展が日本各地で催されるようになりました。
ルドゥーテがすべての始まりでした。彼が描いたバラを自分の庭で育てたいとバラ栽培を始めて12年。
原種、オールドローズなど今では125種のバラを育てるようになりました。
植物画を習い始めたのは2008年秋からです。庭で育てる花を描けたらという思いがあります。
育てることとそれを描く喜びと幸せは倍加します。
いつかベルギーの野に咲く花々を描いて展覧会を催したいと思っています。
2011年12月NHK学園生涯学習美術展で学園賞受賞。

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